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樹脂押出機の例

 樹脂のペレットを作る押出機では、温度の安定が非常に大切な要素です。温度がばらつくと、樹脂の粘性が変わり、ダイスから押し出されたペレットのサイズが不揃いになり、切り口の髭の長さもまちまちで、規格サイズを外れた不良品が多くなります。一応、ふるいにかけてサイズをそろえてはいますが、ペレットの客先は品質に対する要求が厳しく、サイズの不揃いもクレームの対象として上位を占めている。
 
 押出機では4MPa以上の高圧蒸気を使う場合が多いですが、従来の間歇排出型トラップは、形式を問わず、
高圧になればなるほど故障しやすくなる。予兆もなく突然、故障することが多く、また間歇排出端の宿命であるハンチングも加わり、長時間、継続的に温度を安定させることは非常に困難でした。
 
スチーム・Zに交換したら・・・
トラップの故障が原因となる大きな温度攪乱要因がなくなり、またドレンが連続して排出するのでハンチングも消えて、温度が非常に精度よく、長時間継続的に安定しました。
 
結果として
① 運転初期の不良品が減った
~運転初めの温度が安定するまでの時間が短縮し、運転初期に発生する不良品の量が大幅に減少しました。
 
② ペレットサイズのばらつきが減った
~温度の安定化に比例して、溶解樹脂の粘性も安定するので、ペレットサイズの分布幅も格段に狭くなり、規格サイズの歩留まりが大幅に向上した。
 
③ 抜群の耐久性
~従来の間歇排出型のトラップは、温度の安定性から観て1~2年で更新していましたが、スチーム・Zは10年以上故障せずに継続使用されています。
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